2018年の終盤に、資金は株式からマネーマーケットファンドに流れていた
私のお気に入りのエコノミスト、エミン・ユルマズ氏のツイートで気になることがあったので、ブログ記事として残しておきます。
エミン ユルマズ (JACK) (@yurumazu) | Twitter
今後リスクオンに市場が動く可能性あり
ツイートの内容はこちらです。
2018年の9月以降にものすごい勢いで資金は株式からマネーマーケットファンドに流れている。米国のマネーマーケットファンドの預かり資産は3ヶ月で2.8兆ドルから3.2兆ドルまで拡大した。 pic.twitter.com/jrqw3OBIvZ
— エミン ユルマズ (JACK) (@yurumazu) 2019年1月7日
この動きは投資家のリスク回避姿勢の強さを見せています。リスク回避したいと思う背景はFRBにより金融引き締め、米中貿易戦争、中国の景気減速があります。中国の景気減速はどうにもならないとして最初の二つは改善される方向です。
— エミン ユルマズ (JACK) (@yurumazu) 2019年1月7日
株式市場がリスクオンに動いても引き締めがなくなるのはドル安要因です。となると今後日経平均組み入れの大型株より中小型で内需株の方に資金が流れる可能性が高いと見ています。マザーズは昨年高値から40%以上下落しました。個別で3分の1、4分の1になっている株はごろごろあります。
— エミン ユルマズ (JACK) (@yurumazu) 2019年1月7日
ツイートの内容をまとめると、次のようなことでしょうか。
事実:2018年の終盤
- リスクオフに市場が動いた
- 2018年の9月以降、株式からマネーマーケットファンドに流れている
- マネーマーケットファンドの預かり資産は3ヶ月で2.8兆ドルから3.2兆ドルまで拡大
要因
- リスク回避したいと思う背景はFRBにより金融引き締め、米中貿易戦争、中国の景気減速
仮説:今後リスクオフから一気にリスクオンに市場が動く可能性があり
- 中国の景気減速はどうにもならない(かも)
- 最初の二つは改善される方向
- 12月の株価暴落は100年一回くらい起きる極めて稀な現象
- 株式市場がリスクオンに動いても引き締めがなくなるのはドル安要因
マネーマーケットファンドは、外貨MMFのことです。今後、市場がどう動くかわかりませんが、注視していきます。
マネーマーケットファンドとは
マネー・マーケット・ファンド(Money Market Fund、MMF)は主に債券を組み入れ資産とするミューチュアル・ファンド。 銀行へ預金するような感覚で保有されていたが、世界金融危機で額面割れした。
引用元:マネー・マーケット・ファンド - Wikipedia
「基準価額が1ドルを下回った場合、そのファンドは「額面割れ」(break the buck)したといわれる。」