【2019年度】平均世帯貯蓄額は1100万円以上!?投資への割合は低い
同世代の貯蓄額が気になる?
Webのニュースでよく取り上げられるお金のお話です。 それだけ、みなさんよそ様の状況を知りたいのだと思います。
これらの数字は、国勢調査をもとした統計データによるものです。 国勢調査 e-Statは、日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイトです。 https://www.e-stat.go.jp/
また、本記事のデータは、次の数字をもとにした内容となります。 もっと詳しく知りたい方は、次のリンクからデータをご覧ください。
家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和元年調査結果|知るぽると
貯蓄なしは全体の30%強
貯蓄されている方は「え!?そんなにも多いの」と思いになるかもしれません。 各世代とも、約30%は貯蓄なしと回答しています。
金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)から抜粋します。金融資産を保有していない割合です。
世帯主の世代 | 2019年度 |
---|---|
20歳代 | 22.9% |
30歳代 | 15.8% |
40歳代 | 18.7% |
50歳代 | 21.8% |
60歳代 | 23.7% |
70歳以上 | 31.1% |
世帯主年齢別、貯蓄額の平均値と中央値
上記のうち、貯蓄ありと回答した世帯の金融資産は次のような額です。
世代 | 平均値 | 中央値 |
---|---|---|
20歳代 | 220万円 | 165万円 |
30歳代 | 640万円 | 355万円 |
40歳代 | 880万円 | 550万円 |
50歳代 | 1574万円 | 1000万円 |
60歳代 | 2203万円 | 1200万円 |
70歳以上 | 1978万円 | 1100万円 |
前年度と比べると、全世代で下がっています。
働き盛りの30代と40代の資産と貯蓄の割合
働いてはいるけど、持ち家でローンだったりと世帯状況は様々と思います。 サラリーマンでも、業種・職種でのばらつき、出世した方とそうでない方で大きく収入のブレがあり、貯蓄額にも影響していると思います。
30歳代の金融資産(640万円)の内訳
50%が預貯金、20%が生命保険、残りが投資系資産でしょうか。
金融資産 | 額 |
---|---|
預貯金 | 182万円 |
定期性預貯金 | 141万円 |
金銭信託・貸付信託 | 1万円 |
生命保険 | 138万円 |
損害保険 | 17万円 |
個人年金保険 | 45万円 |
債券 | 4万円 |
株式 | 54万円 |
投資信託 | 14万円 |
財形貯蓄 | 33万円 |
その他金融商品 | 12万円 |
40歳代の金融資産(880万円)の内訳
金融資産 | 額 |
---|---|
預貯金 | 209万円 |
定期性預貯金 | 163万円 |
金銭信託・貸付信託 | 2万円 |
生命保険 | 293万円 |
損害保険 | 17万円 |
個人年金保険 | 72万円 |
債券 | 9万円 |
株式 | 41万円 |
投資信託 | 28万円 |
財形貯蓄 | 34万円 |
その他金融商品 | 12万円 |
自身の状況と比べてどう行動するか
LIFE SHIFTでも書かれているように、人生100年となりライフモデルがないのが現状だと思います。 いま手にしている職ですら、5年後どうなっているかわからない時代です。 もしかすると、お金を貯めていること自体が正しいのかもわかりません。自身のスキルを貯めるほうが、後々に効果があるかもしれません。
ご自身で、データを調べて納得できる行動につなげると良いと思います。