トライオートFXは急激な変動についていけない
2019年1月3日の朝、為替の変動が大きくなりました。自動売買であるトライオートFXの稼働を確認すると、停止している注文がありました。
急な円高による相場変動
2019年元旦から、経済が動き始めました。
1月2日に中国経済の指数、PMIが発表され50を割れとなり、景気後退が数字としてでました。
中国の指数か、、、PMI
— しろくまパパ@豪ドル春のロスカット祭り (@investmemo) 2019年1月2日
中国の経済に影響を受けるオーストラリア、豪ドルはこれか。
これにつづき、「米アップル、10-12月売上高予想引き下げ-アイフォーン販売軟調」のニュースが流れ、「従来見通しの890億-930億ドルから下方修正した。前年同期の実績は883億ドル」とあり、一気にリスクオフの円買いになりました。
新年ということもあり、さらにアメリカ・ヨーロッパ時間外で相場参加者が少なく板が薄いところを狙われたのではないでしょうか。
プログラム売買が主導になってきているため(アルゴ売買)、ストップロスも誘われていたと思います。
新規注文・決済注文の発注エラー
相場の変動を利用して、利益をあげる自動売買がトライオートFXです。急落したものの、半値戻しは終わっていましたので、さぞかし利益がでたのかな?と口座を確認したところ、決済注文が通っていませんでした。
以下の場合は自動売買注文が稼働停止いたします。
引用元: 自動売買注文の注意事項 - これがFXの最終形態 トライオートFX | インヴァスト証券
おそらく激しく変動したため「注文発注時に、即時に約定する指値注文または逆指値注文だった場合(発注エラー)」となり、発注エラーとなってしまったと思います。
もし発注エラーとなった場合、次のようなメールが届いていますので、確認しましょう。
【重要】トライオートFX 稼働停止(注文取消)のお知らせ
下記注文が稼働停止(注文取消)されました。
注文発注時にエラーとなり、下記注文は自動停止(注文取消) されました。
決済注文がエラーとなった場合、保有建玉につきましては、 お客様ご自身で手動での成行決済を発注するか、注文を 再稼働する必要があります。 ※設定条件によっては、再稼働出来ない場合もございます。
[注文名] XXXXXXXXX
詳しくは取引画面でご確認ください。
メールに書かれている通り、「お客様ご自身で手動での成行決済を発注」することで、決済ができました。
本来であれば、3つとも70pipの利益幅です。しかし、利確の決済注文が通らず、発注エラーでした。(実際に3つともメールが届いていました)利益がでたから良いというものではなく、自動売買として動作してくれないのは、致命的です。完全放置ができないことを意味します。
値が飛んでしまっている
急激な変動でこわいのは、値が飛んでしまうことです。次のチャートを見ると、ものすごい値の飛び方をしています。空白の1分足はおそらく、売買が停止していたと思われます。(公式のアナウンスがないため、原因はわからず)売買停止だとすると、本来、買い注文があったところは動作していないことになり、自動売買として機能していません。
他の方のツイートをみると、スプレッドも広がっていたようです。
他の業者でも同じかと思いますが、正常に動作している業者もあります。次は、SBIFXでのチャートです。実際にSBIFXで売買をしていましたが、正常に注文は通っていました。
この辺り、インヴァスト証券はシステム改善に取り組んでいただきたいところです。
市場ではロスカット祭り
レバレッジを高くしていた人が多かったのかな?「ロスカット」がTwitterのトレンドに載りました。年始早々に、こんなロスカット祭りになるのも珍しいので、記念にスクリーンショットを残しておきます。