【2018年度】平均世帯貯蓄額は1000万円以上!?投資への割合は低い
同世代の貯蓄額が気になる?
Webのニュースでよく取り上げられるお金のお話です。 それだけ、みなさんよそ様の状況を知りたいのだと思います。
これらの数字は、国勢調査をもとした統計データによるものです。 国勢調査 e-Statは、日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイトです。 https://www.e-stat.go.jp/
また、本記事のデータは、次の数字をもとにした内容となります。 もっと詳しく知りたい方は、次のリンクからデータをご覧ください。
家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成30年)
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari/2017/17bunruif001.html
貯蓄なしは全体の30%強
貯蓄されている方は「え!?そんなにも多いの」と思いになるかもしれません。 各世代とも、約30%は貯蓄なしと回答しています。
統計データ 金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
世代 | 金融資産を保有していない割合 |
---|---|
20歳代 | 32.2% |
30歳代 | 17.5% |
40歳代 | 22.6% |
50歳代 | 17.4% |
60歳代 | 22.0% |
70歳以上 | 28.6% |
世帯主年齢別、貯蓄額の平均値と中央値
上記のうち、貯蓄ありと回答した世帯の金融資産は次のような額です。
世代 | 平均値 | 中央値 |
---|---|---|
20歳代 | 370万円 | 250万円 |
30歳代 | 810万円 | 500万円 |
40歳代 | 1238万円 | 800万円 |
50歳代 | 1828万円 | 1186万円 |
60歳代 | 2415万円 | 1500万円 |
70歳以上 | 2565万円 | 1550万円 |
前年度と比べると、20歳代が下がっていますが、30歳以上は上がっています。
働き盛りの30代と40代の資産と貯蓄の割合
働いてはいるけど、持ち家でローンだったりと世帯状況は様々と思います。 サラリーマンでも、業種・職種でのばらつき、出世した方とそうでない方で大きく収入のブレがあり、貯蓄額にも影響していると思います。
30歳代の金融資産(810万円)の内訳
50%が預貯金、20%が生命保険、残りが投資系資産でしょうか。
金融資産 | 額 |
---|---|
預貯金 | 309万円 |
定期性預貯金 | 99万円 |
金銭信託・貸付信託 | 6万円 |
生命保険 | 164万円 |
損害保険 | 11万円 |
個人年金保険 | 33万円 |
債券 | 8万円 |
株式 | 37万円 |
投資信託 | 35万円 |
財形貯蓄 | 21万円 |
その他金融商品 | 12万円 |
40歳代の金融資産(1238万円)の内訳
自身の状況と比べてどう行動するか
LIFE SHIFTでも書かれているように、人生100年となりライフモデルがないのが現状だと思います。 いま手にしている職ですら、5年後どうなっているかわからない時代です。 もしかすると、お金を貯めていること自体が正しいのかもわかりません。自身のスキルを貯めるほうが、後々に効果があるかもしれません。
ご自身で、データを調べて納得できる行動につなげると良いと思います。