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トライオートFX コアレンジャー豪ドルNZドルを稼働する前に、確認しておくべきこと

トライオートFXの魅力といえば、豪ドルNZドルの通過ペア。そして、自動売買のコアレンジャーだと思います。 実際に、この過去のリターン実績の数値をみて、トライオートFXをはじめた方が多いはず。

しかし、実際は含み損を抱えたまま利益をコツコツと積み上げていくことになります。設定するときにも確認すると思いますが、数ヶ月かけて積み上げた利益よりも、含み損が大きくなることもあります。

事前に次のようなことを理解した上で運用を開始することで、実際に含み損を抱えた時の心理状況を和らげることが目的です。

この記事の目次:

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コアレンジャー豪ドルNZドルの稼働の推移を確認しよう

トライオートFXの「自動売買セレクト」でコアレンジャー豪ドルNZドルを選択すると、次のようなグラフが表示されます。

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コアレンジャー豪ドルNZドルの利益推移グラフ

このグラフは、2017年1月から2018年11月末まで稼働させた時の、損益グラフです。 2年で+72%ですので、年間で30%強と素晴らしい成績です。

項目 数値
期間 2017年1月から2018年11月末まで (23ヶ月)
年間総合利益 94354円
期間収益率 +72.54%
推奨証拠金 130068円
1ヶ月あたり 4102円

ここで必ず確認しておきたいのは、グラフの赤い部分です。この赤い部分は「評価損益」で、一時的にマイナスとなる金額になります。

上記のグラフだと、一時的に一番大きなマイナスとなったのは2017年10/24で次のような口座状態です。

項目 数値
実損益 56630円
評価損益 68642
1ヶ月あたり -11012円

これは、10ヶ月も運用しているのに、口座上は元本割れの状態です。もし、1000通貨ではなく1万通貨だと、確定申告が必要な利益確定をしているにも関わらず、運用上はマイナスの状態です。

豪ドルNZドルの為替変動を理解しておく

豪ドルNZドルの通貨ペアは、他の通過ペアに比べレンジ相場となっています。しかし、チャートをみるとわかる通り、上がるとき / 下がるときは一方的に進みやすく、ゆえに含み損が抱えることになります。

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もっと長期のチャートを確認すると、パリティ(=同等の価値つまり1.00)に近くトレンドでもあります。現状、国レベルで確認すると、ニュージーランドよりもオーストラリアの方が大国です。

ここ数年ではレンジ相場ですが、これからの経済動向しだいでは次のようなことを考えておきましょう。

  • ニュージーランドが成長し、パリティに迫る。買いポジションの含み損が拡大する
  • オーストラリアの成長が鈍化し、パリティに迫る。買いポジションの含み損が拡大する
  • オーストラリアが成長し、1.0Xの売りポジションの含み損が拡大する

ゆえに、完全に放置するのではなく、定期的に市場動向を確認し、含み損をどう対応するか考えておきましょう。

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長期間のチャートをチェック

もっと過去をさかのぼると、1.4近くまで豪ドルが買われている時期があります。この時期はAUD/USDも1.1と、異常に高値に位置していました。リーマンショック後の影響が少なかったオーストラリアの経済が名目GDPも最高レベルに達したときです。

東洋経済の次の記事がとても参考になりますので、是非、読んでみてください。

toyokeizai.net

「歴史的な上昇で1.4まで達成した過去がある」ということは知っておきましょう。コアレンジャーの設定で、ここまで上昇してしまうとロスカットの可能性もあります。

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AUD/NZDの長期チャート

両国の経済成長(GDP

オーストラリアとニュージーランドの経済成長を確認しましょう。両国とも、リーマンショック以降も伸びています。直近ですと、オーストラリアの伸びが止まっているようにもみえます。GDPの成長率悪化、中国経済の影響を考えると、ニュージーランドドルが多少強くなるトレンドもみえてきます。

GDPの成長率と為替レートは、関係してきますので、日々の経済指数はチェックが必要です。

含み損を抱えた運用となる

「コアレンジャー豪ドルNZドル」は年利+30%を越える可能性のある運用となります。

しかし、この記事に書いた通り、「含み損」を抱えた運用 = 運用リスクがあることを理解した上で、はじめましょう。 事前に知っていることで、実際に発生した時、冷静に「損切りするか / しないか」の対応が可能となります。

リスクを軽減する

コアレンジャーは直近4年のレンジ幅を想定しています。それでは不安だと感じる方は、過去のチャートをさかのぼり、上限と下限を広げるか、本数を減らすことでリスクを軽減できます。

  • 本数は同じで、上限と下限を広げる
  • 本数を減らして、レンジは同じ
  • 本数を減らして、上限と下限を広げる

上記のようにすれば、急落や〇〇ショックも多少なりロスカット対策になります。

しろくまパパのコアレンジャーの運用実績

2018年10月から、コアレンジャー豪ドルNZドルを稼働させて運用しています。含み損を抱えていますが、利益も出ています。詳しくは次の記事にまとめていますので、参考にしてください。

bw-invest.hatenablog.com